伝聞の「そう。」が急増している
伝聞+「そう。」
という形の言い切りがコラム記事などで急増しているように思われる。
机にバラけて混ぜ混ぜする原始的方法ながらに1分執念で続ければ教授のテストをクリアするぐらいには混ざるのだそう。
国立天文台によると2015年4月4日の皆既月食は、皆既食だけでなく部分色のはじめから終わりまでを日本全国で見ることができるのだそう。
(いずれも下線部強調は引用者)
ここは本来「混ざるのだそうだ。」「見ることができるのだそうです。」のように、語末に断定の言葉が来なければならない。
何でもネギには抗菌・殺菌作用のある成分が含まれていて、喉の炎症を抑える効果があるのだそうです。
「○○そうだ/そうです」には2種類あり、様態をあらわす場合は「○○そう。」と言い切ってもかまわない。しかし、伝聞の場合は「そう。」が使えない……というのがこれまでの用法だったのだが、どうもここ数年で「伝聞+そう。」の言い切り形が増えているように思われる。詳細は続きで。
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